進学 イギリス 教育システムの詳細
大学進学までの教育期間は13年間です。まず、年齢ごとに4つステージがあります。5~7歳のステージ1、7~11歳のステージ2、11~14歳のステージ3、14~16歳のステージ4です。ステージ1とステージ2がPrimary Educationと呼ばれ、ステージ3とステージ4がSecondary Educationと呼ばれています。各ステージの終了時にはテストがあります。特に大切なのは16歳でのGCSEテストになります。その結果によって、Further Educationや6thFormに進学するか就職します。6thFormは主に進学コースとなりますが、Further Educationでは、高等教育を受ける学校と職業訓練を受ける学校に分かれます。この高等教育を受ける学校ではA-levelなどのコースが開講されています。そして、Further Educationで高等教育を修了すると、次の段階がHigher Education、つまり大学進学となります。
このように、イギリスの教育システムは日本とは異なり、日本の高校を卒業しても、イギリスの大学への入学資格がありません。イギリスの高校生は大学入学までに13年間の勉強を行い、高校生のうちから専攻を決めて、日本の大学で勉強するような専門的な内容も高校で勉強をするからです。また、日本の大学生であっても、一般教養を勉強している段階では、イギリスの大学への進学は難しい場合が多いです。
このため、日本で高校を卒業した後にイギリスに進学する場合、ファンデーション・コースという1年程度の留学生向けの進学準備コースに入学するか、カレッジなどに入学をして2年間の勉強をしてA-Levelというテストに合格する必要があります。勉強する期間の関係から、留学生の方はほとんどファンデーション・コースに入学します。
ただし、A-Levelというテストに合格した場合、取得したスコアにより、イギリスのどの大学にも願書を出すことができますが、ファンデーション・コースで勉強した場合には、そのコースが提携している大学への進学となり進学先が限定されてしまいます。
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