オーストラリアの高校から大学に入学する場合

オーストラリアの高校から大学入学する際の指標

高校在学中の学力において、全校生徒の中でどの程度の学力水準にあるかを示す数値を、クイーンズランド州ではOPスコアといいます。
NSWはUAI、VIC州はENTER、WAやSA、NT、TAS州はTERと、州ごとに呼び名が異なりますが、本日は、クイーンズランド州の学力指標システムを説明していきましょう。

OPスコアは、1~25までのスコアで表示される指標で、最高スコアは1となります。このスコアは、高校(11、12年生)の2年間で、進学予定者向けの5科目以上を履修し、構内試験における成績と、高校最終学年(12年生)に、2日間にわたり実施される州統一試験(QCST – クイーンズランド・コア・スキルズ・テスト)の結果より算出されます。

QCSTは、特定の科目の能力を試される試験ではなく、様々な学習内容と科目を組み合わせて構成されており、一般教養力のほか、計算力、文章力、分析力などを図る試験となります。よって、高校在学中の総合的な学習内容が学力評価につながります。さらに、日本の4年制大学の初年度に履修する一般教養科目を、オーストラリアでは高校で学ぶことができ、結果、日本の4年制大学卒業と同じ学士号として、3年制で大学卒業することが可能になります。

オーストラリアの大学進学を目指す場合には、入学レベルを指標とするOPスコアを証明する必要があります。出願する大学と学部によって、OPスコアは異なるため、大学入学を希望者は、前年度のOPスコアを確認し、目安としておくことをおすすめします。

ただし、目標のOPスコアを取得できなかった場合でも大学進学する方法があり、半年から1年間の大学付属のファンデーション・プログラム(パスウェイ・プログラム)経由での入学する方法や専門学校で1年間のディプロマコース修了後に進学する方法などがあります。

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