高校留学　帰国生受験の案内　カナダ　G11

＜カナダの場合の案内例－Grade 11（高校2年生）の10月ぐらいに案内＞

さて、来年はいよいよ最終学年となりますね。帰国生受験も検討されているとのことですので、受験準備について少しご説明させていただきますね。

カナダの場合、6月に卒業して帰国してからの受験となります。

今年の帰国生受験も結果が出始めていますが、まだ、引き続き、受験が行われている最中ですので、今年の受験要項を見ることができます。

今のうちに、受験しようと思っている大学および学部のサイトを見て、受験資格、必要書類、試験の内容などをチェックしておくといいと思います。年度によって、多少、募集内容が異なることはありますが、前年度と受験要項が同じという場合も多いです。

例えば、小論文が試験として行われている大学・学部を受験するのであれば、一時帰国の際に、帰国生受験のため小論文の対策コースを受講するといったこともできます。

また、Grade 12の履修する科目を決めるときは、受験する予定の学部に関連した科目をなるべく履修するようにするといいです。

ですので、今はまだ最終的に絞らなくても、大学で勉強したい専攻がどんな大学で勉強できるのか、その大学・学部の帰国生受験がどうなっているかを調べておいて、来年早々に最終的にどうするかを決定するといった流れがいいかなと思います。

当社のサイトの中にも、帰国生受験についての説明ページがあるので、読んでみてくださいね。
https://www.ryugakusite.com/kikoku_nyushi_university_entrance_exam.html

＜出願準備についての注意＞

出願書類については、生徒さんの方から学校の担当者に依頼をして用意をしてもらうようにしてください。

生徒さんの方から依頼してもらう理由ですが、出願書類については推薦状などが含まれていることもありますが、特に推薦状などは、本人が直接先生に依頼すべきものとされているためです。

また、出願書類は大学や同じ大学でも学部によって異なり、こちらからメールで、この書類はこのように処理し、こちらの大学の書類はこのようにしてくださいと依頼しても、もともと厳封などをあまりやらない国ですので、間違って用意をしてしまうことがあります。間違いに気がつかずに、郵送をしてもらって、後で間違いに気がついて、再度記入して送りなおしてしまうと、出願期限に間に合わなくなってしまうこともあります。

このため、出願書類については、どの書類をどのようにするかといったことは直接生徒さんが先生に説明し、また、先生から書類を受け取ったらその場で内容を確認して、間違いがないかどうかを確かめるようにしてください。

尚、重要なことですが、カナダは6月で学校が終わり、7月～8月は夏休みとなり、学校が始まるのは9月となります。もし、帰国後に、依頼するのを忘れた出願書類があったということで、当社の方にご連絡いただいても、学校自体が6月下旬～8月がお休みなってしまうため、学校にて書類を用意してもらうことができません。基本的に、夏休みであっても、留学生担当者には連絡自体はできますが、出願書類には校長先生のサインや学校印が必要になることが多いです。夏休みは学校の校舎にセキュリティシステムがかかってしまって、先生でも学校に入れないという場合も多くあります。このため、出願書類に漏れがあったので、夏休みだけど学校に行って書類を作ってほしいと、校長先生に依頼することはできかねますので、あらかじめご了承ください。どうしても必要という場合、9月になって学校が始まってからの発行ということになりますので、ご注意ください。

統一試験の成績証明書および合格証の提出が必要になる大学の場合、証明書の発行が出願締め切りに間に合わないことがあります。このような場合は後日の提出になる旨を出願する大学に伝えてください。
在籍高校が発行する証明書については、厳封が必要かどうか、担当者の署名以外に学校印が必要かどうか、証明書が複数ページにわたる場合は全頁に署名あるいは学校印が必要かどうかも確認してください。
英語スコアの提出が必要な場合、試験センターからの直送が必要かどうかを確認してください。
在籍証明書や修学期間の証明書などについては、大学所定の用紙への記入が必要かどうかを確認してください。

＜一般的な出願書類＞

大学および同じ大学でも学部によって異なりますが、提出が要求される書類は次の通りです。
大学所定の入学願書
在籍高校の卒業証明書または卒業見込み証明書
在籍高校の成績証明書
在籍高校の推薦状
在籍高校の在学証明書
外国における就学期間の証明書
大学入試資格試験または統一試験の結果に関する証明
TOEFLやTOEICなどの英語スコアあるいはSAT／ACT

統一試験の結果、英語スコア、SATなどは、すべての大学で要求されるというわけではありません。ただし、提出が必要になる場合、試験の日程は限られていますし、結果がでるまで時間がかかったりしますので、余裕をもって準備をするようにしてください。

ご不明な点がありましたら、お気軽にご質問ください。